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<ひきこもり>なぜ30代娘はモンスター化したか
7/22(土) 9:30配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170722-00000019-mai-bus_all

10代の終わりごろに強迫性障害を発症したB子さんは10年近くひきこもり生活を続けたが

 国内の精神疾患患者数は392万人(2014年、厚生労働省障害保健福祉部作成の資料より)を超えます。精神疾患はもはや身近な病気です。一方、病気の自覚がない人や、症状が慢性化した人ほど医療につながりにくい現実があり、家族も苦しんでいます。危機的な家庭からのSOSを受け、本人を説得して医療機関に移送するスペシャリスト、押川剛さんが実際に直面した事例を報告します。【毎日新聞経済プレミア】

 ◇10代の終わりごろに強迫性障害を発症

 私(押川)は1992年、神奈川県で警備会社を創業し、96年、病識のない精神障害者を説得して医療機関に移送する、日本初の「精神障害者移送サービス」を始めた。

 今回は、中部地方で自然食品の会社を経営するA夫妻(ともに60代)と、30代の娘B子さんのケースを紹介する。

 A夫妻は、30年ほど前に会社を創業した。当初は苦労したものの、ネット販売事業が軌道に乗り、固定客を数多く獲得している。健康や自然食品に関するセミナーの講師として全国から声がかかるそうだ。そんなA夫妻から、10年近くひきこもり生活を続けるB子さんの相談を受けた。状態が悪化し、A夫妻はビジネスにも集中できなくなっていた。

 私が説得移送を行う時は、まず家族に丁寧にヒアリングし、対象者が生まれてから今に至るまでの歩みを時系列で資料化する。そして、エビデンス(根拠)を得るために自宅や本人の様子を視察調査する。時に資料は分厚いファイル数冊分にもなるが、これが医療機関を確保し、治療につなぐ「決め手」になる。

 B子さんは10代の終わりごろ、反復的で持続的な思考やイメージにとらわれ、過剰な手洗いや除菌などを繰り返してしまう強迫性障害を発症した。親元で生活しながら短大を卒業し、いったんは化粧品会社に就職したが、症状が悪化して退職。その後、家族が触ったものや歩いたところをしつこく除菌するなど、強迫行為がひどくなり、外出もできなくなった。

 A夫妻はB子さんを説き伏せて精神科病院に入院させたが、B子さんは数週間で家に帰りたがって退院。その後自宅にひきこもった。

 A夫妻は、B子さんが幼いころから会社の事業に熱中していた。親子らしい関わりを持った記憶は少なく、過分な小遣いを渡し、わがままを聞き入れてきた。発症してからは病気のことを理解しようと、行政や医療機関に相談に行ったが、B子さんに「自分で何とかする」「入院の話をしたら自殺する」と言われ、治療を強く勧められなくなった。

 ◇独自ルール、買い物リスト、生活費負担の重荷

 強迫観念や強迫行為にとらわれたB子さんは、暴言や暴力でいらだちをA夫妻にぶつけるようになった。A夫妻はB子さんの言いなりの生活を送るようになり、夜もまともに寝かせてもらえない日が続いた。

 2年ほど前、B子さんは「一緒にいたらいつか殺してしまう」とA夫妻に言い放ち、マンションを借りさせた。しかし、身の回りのことは一切できない。A夫妻は仕事の合間に交代でマンションを訪れ、世話をする生活が始まった。

 B子さんは、独自の「ルール」をA夫妻に徹底させていた。例えば、1日に数十通の「定時報告メール」を課す。訪問の際は洗濯したての衣類に着替えさせ、玄関でウエットティッシュを一袋使い切るほど手足を拭かせる。食事の用意や掃除のやり方にも細かな手順を定めていた。さらに重荷なのが「買い物リスト」のメールだ。

 買い物リストには、B子さんが食べたいものや除菌グッズ、洗剤などの日用品。そして、1日300枚は使うというペットシーツ(ペット用トイレシート)が記載されていた。A夫妻は要求を黙々と受け入れ、家賃も含め月150万円の出費を強いられていた。

 B子さんは、洗濯しても衣類の汚れがとれないという理由で、全裸で生活していた。トイレも「ばい菌がいる」と言って使わず、部屋中に敷き詰めたペットシーツに排せつしていたという。

 A夫妻が行政機関に相談した際、ペットシーツの話をしたら、担当者は「信じられない」という顔をしたという。父親は「このままでは近いうちに破産ですね」と淡々と話した。A夫妻もまた、健全な思考力を失っていた。

続きは以下URLで
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>みんなの反応


 この場合、病気かもしれないけど、「子供に月150万円かかる」っていうけど、これが原因では?
 子供が学校を卒業したら親が小遣いというか生活費をあげるのをやめて、突き放してみたらどうでしょう?
 月に20万円稼ぐんだって大変なんだよ!




ひきこもりは親がいなかったら生活保護だろ
そんなのが200万人もいたら




ここまで来ると精神的な病気だな
早い内に手を打たないと取り返しの付かないことになる




この女性は病気で、ただのひきこもりニートとは違うと思う。
だが、問題の一端が親にあるのは同じか。
月150万の生活費など常軌を逸している。
なぜひきこもりの子の親は望むまま与えるのだろう?そこにあるのは愛情ではなく、自己防衛ではないだろうか。




ただの引きこもりじゃなくて、全裸で生活とかペットシートに排泄とかって、自分の家族にいたらと思うと怖い。
一人なのに、月の生活費が150万円とか、うちでは絶対無理だもん。
親に原因があるのは否めないけど、娘もそれに甘え切って生きてきたんだよね。
どっちかだけが悪いわけじゃない。

同じようにして育てられている子供はたくさんいると思うけど、みんながみんなこんな風になるわけじゃないしね。

ただ、病気がここまで悪化するのは、親の
・ みっともないと思う気持ち
・ 人様に見せるわけにはいかないから隠しておきたい
という心理が関係していることは確か。
ともあれ、正常な親子関係を取り戻せたのだったらよかったね。




幼い頃に多くのお小遣いを渡してわがままを聞き入れていたことに原点があるような気がする。甘やかされるとかえって満たされない。親が忙しくても子どもを思って叱る厳しさがあったらなんとか育つ気がする。




親が子を殺めるか、ヒッキー娘が親を殺めるか、、どちらが先だろうね。




こういった排泄云々はないですが、私の姉も同様の状況に近いです。
両親が世間体を気にするタイプであればあるほど、現実を受け取れず対処できずに半ば放置してしまう傾向にある気がします。




子供が引きこもりになった場合、親は他人の意見なんて聞き入れない。何かと言えば「あんたは子供がいないからわからないんだ」「人ごとだと思って」という。順番で言えば、親は子供よりも先に死ぬのにね。自分たちが死んだらどうするつもりだ?と聞くと、国の支援をあてにする。どの親も同じ。
ただ、自分たちの生活がままならなくなった場合のみ他人をあてにしてなんとかしようとする。
まず、親の意識を変える必要があると思う。
同じような環境でも病気にならない人もいるし、持って生まれた資質もあると思う。で、その資質は親にもあるわけで…
子供が病気の場合、親も病気と思った方が良い。
たた、引きこもりの本人に大勢であれこれ言うと逃げ場がなくなり、ヤケになって暴れて他者を傷付けたり殺したりすることもある。
専門家のアドバイスをもらって、説得は一人か二人で冷静にした方が良い。

知人が引きこもっている人間の体験談です。





何で汚ないと思うのに自分で掃除しないの?
触るのも嫌なんでしょうけど生理の時とかどうしてるの?
赤ちゃんのオムツ替えと変わらないね


本人が直そうと思ってないのが一番の問題かもしれない。強迫観念は立派な病気だよ。




環境とか精神の脆弱性、強靭性の問題ではないと思う。
両親を早くに亡くし、巨万の富を築いたハワードヒューズでさえ
晩年は強迫神経症になった。




同じ育て方しても、そうならない人もたくさんいる。子育ては正解がなくて結果論だから難しい。批判だけなら誰でも言えるのでは?




詳しくは知らないが私のいとこにも30代で引きこもりの人がいる。小学生不登校になり、今は親と離れ形は生活保護みたい。
社会復帰…難しいだろうね。




近親者にも近いのが居るが親も本人も病気と認めたく無い感がある。親の問題も大きいなと感じてる。




遠い親戚に30歳くらいの引きこもり男がいます。
子どものころから特殊な自閉症とやらで、学校にもまともに行けず、大人になっても性格は子供のままで、仕事も長続きしなかったらしいです。両親、特に父親と折り合いが悪く、母親にも暴力をふるうそうで、身体が大きいから恐怖だろうとは思います。
すでに家の中は壁も天井もボコボコだそうです。
両親はその家を出てしまい、今は年老いた祖母とその暴力孫の二人暮らしだそうですが、幸い祖母には手をあげていないらしいです。
そのうち事件になりそうで心配なんですが、やはり親が逃げていては、解決は難しそうだと、今日の記事から思いますね。




親は無くとも子は育つと言うけれど、親が余計なことをすれば逆に歪むということか。
社会的に成功した人が親として優れているとは限らないってことですね。
むしろ、そういう人達は何かが欠落してたり犠牲にしてたり、一癖も二癖もある人が多いように思います。
普通が一番・・・と言いたいところですが、離婚率、生涯独身率、出生率等を見る限り、普通の人が子供を育てにくい、かなり深刻な状況に今の日本はあるように思います。




ここで出てくるような、会社経営者や社長のようなご家庭に、
このようなケースが多々あると聞いたことがあります。
表向きは社会的には成功していても、
裏では大変なのですね。

仕事で忙しく、養育に無関心になってしまうせいだけでは
ないと思いますが、なにか共通点があるのではないでしょうか?

社会的な成功を収めるためには、
人は何かを犠牲にしなければならないのかもしれません。

そう考えると、普通の暮らしが一番だなと
しみじみ思います。

今後、この娘さんの様な方々への
よりよい対応と、薬だけに頼らない
根本的あ治療方法が確率されればと思います。




>想像を絶するような家族の闘い

想像を絶するような状況かもしれないが、今まで必要だった「闘い」を避けてきたゆえに、本来やらなくて済んだはずの過酷な闘いを今になって経験しなければならないケースも多いのではないか。

子どもの狼藉を正すために子どもに直面して闘うのは、いちいち仕事の手を止めて時間を取り、話し合わなければならないから非常に面倒だ。しかしその面倒も子どもが10歳ぐらいになれば次第に減っていく。しつこく子どものコーチに徹していれば、そのうち勝手に自律性を備えるようになる。それまでの辛抱なのだ。10年や15年はあっという間だ。

その時期をうっかり逃してしまったか、あるいはその他の事情で重荷を背負い込んでしまったら仕方ない。いつか解決するはずだと自分に言い聞かせてがんばるしかない。「やまない雨はない」と誰かが言っていた。実際そうだと思う。




これは商業ベースに乗るのか?
でも、行政の担当でもないし。
私と公の間にぽっかりと空いている穴のように感じた。